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コスパ最悪なのは? バルセロナ年俸ランキング1〜10位。活躍と金額が見合っていないのは?

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:フェラン・トーレス(スペイン代表)

フェラン・トーレス
【写真:Getty Images】


生年月日:2000年2月29日
推定年俸:1000万ユーロ(約14億円)
今季リーグ戦成績:25試合7ゴール2アシスト

 2022年冬にバルセロナが移籍金5500万ユーロ(約77億円)を投じてマンチェスター・シティ(イングランド)から引き抜いたフェラン・トーレスは、1000万ユーロ(約14億円)の年俸を受け取っている。

 この移籍金、この給料は妥当なのか…。この疑問は何度もメディアやサポーターたちの間で議論の的となってきたが、今夏も大きな話題の1つになるだろう。スペインメディア『FCBN』は「彼はチームにとって重要な選手になれることを証明した。しかし現実的には、バルサは一定の条件が満たされている限り、彼を手放すという考えを嫌がっているようには見えない」としている。

 前線ならどこでもプレーできるポリバレントなF・トーレスだが、各ポジションでレギュラー争いに巻き込まれている。右ウィングには驚異的な活躍を見せるラミン・ヤマル、センターフォワードにはロベルト・レヴァンドフスキ、そして左ウィングにはラフィーニャとジョアン・フェリックスが揃っており、今季リーグ戦の先発出場はわずか11試合。加入以降なかなかインパクトを残せなかったが、今季はハットトリックを挙げて輝きを見せた試合もあった。しかし、コンスタントに活躍するライバルたちと比較するとその評価は下がる一方だ。

 クラブは高額な投資の一部を償却する必要があるためなるべく彼を手放したくはないだろうが、より優れた選手の獲得のために、24歳のスペイン代表FWを現金化する決断をしても不思議ではないだろう。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』は、「シャビ(・エルナンデス監督)により良い後任選手が保証される」という特定のシナリオが展開された場合のみ同選手の売却が認められると報じている。バルセロナで成功したいという強い願望を常に示してきたF・トーレスだが、今夏にその挑戦は終わりを迎えるかもしれない。

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