8位:イニゴ・マルティネス(スペイン代表)
生年月日:1991年5月17日
推定年俸:938万ユーロ(約13.1億円)
今季リーグ戦成績:16試合0ゴール0アシスト
8位にはスペイン代表DFイニゴ・マルティネスがランクインした。32歳のバスク人は1年間に938万ユーロ(約13.1億円)を手にしている。
昨夏にアスレティック・ビルバオとの契約が満了となったI・マルティネスは、フリーでバルセロナへ移籍。クラブと2年契約を結んだ。貴重な左利きセンターバックである同選手は、正確なキックでシャビ・エルナンデス監督のサッカーを後方から支えるのは勿論のこと、試合途中からピッチに立っても素早く順応して安定したパフォーマンスを披露することができる。監督が頼りにしていることは間違いないだろう。
しかし、同選手には放出の噂が絶えない。その理由はクラブが抱える財政難にある。
現在、バルセロナにはロナルド・アラウホ、ジュール・クンデ、I・マルティネス、ブレイクを遂げたパウ・クバルシ、そして中盤にコンバートされたアンドレアス・クリステンセンと、5人のCBが在籍。この中からクラブが今夏の移籍市場で少なくとも1人を退団させることが確実視されている。『スポルト』のフェラン・コレアス記者によると、クラブは現状のままでは来季のサラリーキャップ要件を満たすことが困難であるため、I・マルティネス放出の可能性を検討しているそうだ。
このような厳しい状況下で、I・マルティネスがチーム唯一の左利きCBであることはクラブの決断に影響を与えるかもしれない。先日には『スポルト』が、バイエルン・ミュンヘンやマンチェスター・ユナイテッドがアラウホ獲得に乗り出していると報じており、他選手の去就によっては残留する未来も十分に考えられる。来季、I・マルティネスはどのクラブのユニフォームを身にまとっているのだろうか。