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コスパ最悪なのは? バルセロナ年俸ランキング1〜10位。活躍と金額が見合っていないのは?

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:ペドリ(スペイン代表)

ペドリ
【写真:Getty Images】


生年月日:2002年11月25日
推定年俸:938万ユーロ(約13.1億円)
今季リーグ戦成績:19試合2ゴール2アシスト

 バルセロナの未来を担う若きタレントが9位となった。

 現在21歳のペドリは、2020年夏にスペイン屈指の名門に加入。移籍初年度である20/21シーズンは、開幕戦となった第1節ビジャレアル戦でバルセロナデビューを果たすと、10月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の試合ではクラブ史上3番目の若さでCL初ゴールをマークするなど、鮮烈な1年を過ごした。その非凡なパスセンスと広い視野から「アンドレス・イニエスタの後継者」と称賛を受け、2022年からはレジェンドMFの背番号である8番を着用している。

 そんなスペイン代表MFの推定年俸は938万ユーロ(約13.1億円)。年俸ランキングトップ10の中で最も若い選手となった。既にバルセロナの中盤に欠かせぬ存在となったペドリがこの金額を手にしていることに異論はないだろう。

 しかしながら、勤続疲労による稼働率の低下は気になるところだ。今季は、2023年8月、12月、そして先月のアスレティック・ビルバオ戦で右足大腿直筋を損傷したことにより、3度の負傷離脱。バルセロナのユニフォームに袖を通してから今季で4シーズン目となるが、この間に8度の負傷離脱を経験している。この影響もあって一時は1億ユーロ(約140億円)の大台に達していたペドリの市場価値は8000万ユーロ(約112億円)まで下落してしまった。

 依然として同選手は高い評価を得ているが、往年のサッカーファンであれば、度重なる怪我でその輝きを失った才能豊かな選手たちを何人も見てきたはずだ。このまま「怪我がちな選手」というイメージを拭い去ることが出来なければ、いつかはそのサラリーが高く見えてしまう日が来るかもしれない。来季こそは大きな怪我無く、フルシーズンを駆け抜けて欲しい。

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