1位:フレンキー・デ・ヨング(オランダ代表)
生年月日:1997年5月12日
推定年俸:3750万ユーロ(約52.5億円)
今季リーグ戦成績:20試合2ゴール0アシスト
バルセロナ年俸ランキング、堂々の1位に輝いたのはフレンキー・デ・ヨングだ。彼の高額な給料に関してはたびたび議論の的になるため、ご存じの方も多いだろう。デ・ヨングの年俸は、次点のロベルト・レヴァンドフスキ(推定年俸:2708万ユーロ)を大きく突き放す3750万ユーロ(約52.5億円)となっている。
このような高額年俸となってしまった要因には、新型コロナウイルスの流行による「パンデミック」がある。
バルセロナは2019年夏にアヤックス(オランダ)から8600万ユーロ(約120億円)の移籍金でデ・ヨングを獲得した。スペインメディア『マルカ』によれば、この時交わされた5年間の契約では同選手の固定給は1400万ユーロ(約19.6億円)に設定されていたと言う。
しかし、パンデミックの影響を受けて、クラブはトップチームの選手たちの給料を一律12%減額。移籍初年度のデ・ヨングには1400万ユーロの代わりに1232万ユーロ(約17.2億円)が支払われた。さらにオランダ代表MFは翌2020年、契約を2026年まで延長する代わりにサラリーの支払いを延期することをクラブと合意。20/21シーズンと21/22シーズンの年俸を、それぞれ1400万ユーロから300万ユーロ(約4.2億円)と900万ユーロ(約12.6億円)に減額した。つまり、1600万ユーロ(約22.4億円)を手放すことになり、延期された分のサラリーは2026年の契約満了までに支払われることに。同選手の年俸がとてつもなく高いのは、この延期された支払いが年俸に加算されているからである(延期された支払い額等の情報は『マルカ』の記事による)。
厳しい財政状況に苦しむバルセロナでは、高給取りであるデ・ヨングの放出が大きな負担軽減になると考えられている。しかしながら、クラブとの契約を2026年まで残す選手は残留を強く望んでおり、今夏の移籍市場で新天地を探す可能性は全くないとしている。
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