DF:ヨレル・ハト(アヤックス/オランダ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2006年3月7日
市場価値:2200万ユーロ(約30.8億円)
今季リーグ戦成績:31試合1得点2アシスト
オランダはフィルジル・ファン・ダイクやマタイス・デ・リフト、ナタン・アケら多くのトップクラスのCBを輩出している。彼らに次ぐ才能が名門アヤックスから誕生した。
昨季終盤に17歳の若さでトップチームデビューを飾ったヨレル・ハトは、今シーズンから不動のスタメンに定着。エールディビジでは第31節終了時点で全試合にスタメン出場を飾っており、10代にして2試合でゲームキャプテンを務めるなどその存在感は際立っている。市場価値はシーズン開幕当初と比べると4倍以上の2200万ユーロ(約30.8億円)にまで上昇し、昨年11月にはオランダ代表デビューを飾った。今季終了後に行われるユーロ2024(欧州選手権)の代表メンバーに選ばれる可能性もあるだろう。
CBを主戦場にプレーしているハトはモダンなDFで、正確にボールを扱える技術の持ち主だ。スピードと機動力の高さにも優れており、相手の前線からの守備に対してドリブルで持ち運んでプレスを回避するプレーはお手の物。ドリブルでの推進力も十分にあることから左SBとしてもプレー可能だ。
対人の守備能力も平均以上のものがあるが、身長は182cmと高さ不足は気になるところ。実際に今季のリーグ戦では勝率54%とCBの中では低いスタッツに終わっている。そのため現在はチーム事情的にCBとしてプレーしているが、将来的には左SBとしてキャリアを歩む可能性もあるかもしれない。