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もう見たくない…。リバプールで嫌われすぎた選手(6)常識がない! クラブを激怒させた“おふざけ”

シリーズ:嫌われすぎた選手 text by 編集部 photo by Getty Images

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そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からリバプールで嫌われた選手を紹介する。


GK:シャルル・イタンジュ(元カメルーン代表)

元リバプールのシャルル・イタンジュ
【写真:Getty Images】

生年月日:1982年11月2日
リバプール通算成績:7試合10失点

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 元カメルーン代表GKシャルル・イタンジュを覚えているリバプールサポーターは少ないかもしれない。それもそのはず、加入1年目はホセ・マヌエル・レイナの控えで公式戦出場はわずか7試合。2年目にはジエゴ・カバリエリ加入の影響で3番手に降格となり、一度も公式戦のピッチに立つことができなかった選手だ。

 そもそも嫌われる選手というのは、それなりに注目度があるからこそ批判の的になりやすい。だがイタンジュは、決してそういう存在ではなかった。では、なぜリバプールサポーターから嫌われているのか。それは試合に出ていないからではなく、ある事件がきっかけだった。

 それは2009年4月のこと。ヒルズボロの悲劇(1989年のリバプール対ノッティンガム・フォレストの一戦で死者96名、重軽傷者766人を出す惨事となった群衆事故)から20年が経過したことを追悼する式典にて、イタンジュがチームメイトにジョークを言っている姿がテレビカメラに抜かれ、物議を醸すことになったのだ。英紙『ガーディアン』はこの様子を見た当時のラファエル・ベニテス監督が憤慨し、さらにアンフィールド関係者が「まったくもって容認できない」とコメントしていたと伝えている。

 その後、イタンジュはクラブより14日間の謹慎処分を言い渡された。そして09年夏にリバプールからアトロミトスにローン移籍した際には「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。何度も何度も謝罪します。ごめんなさい。クラブ、ファン、そして特に犠牲者のご家族に、深くお詫びを申し上げます」とコメントを残している。

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【了】

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