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Jリーグ 7か月前

「もっとどん欲に」アルビレックス新潟MF宮本英治がオフ明けで取った行動。田中達也コーチとの対話で得たヒントとは【コラム】

シリーズ:コラム text by 野本桂子 photo by Keiko Nomoto, Getty Images

「貪欲に、リスクを冒してでも…」



 その後、高木善朗と秋山らとピッチで話し合う場面も見られた。「相手の特徴を消すような試合運びについて、ヨシくん(高木)からあったので。まだ試合メンバーは分からないですけれど、次の広島戦に向けて、『こうやっていけたらいいよね』というイメージの共有をしました」と明かした。

 さらには居残りでシュート練習、FK練習にもじっくりと取り組んでから引き上げた。「個人として結果を残せればチームとしてもっと良くなる。もっと結果に対してどん欲に、リスクを冒してでも結果につながる選択をしていくべきなのかな」と得点にも意欲を見せる。

 チームは現在3勝3分4敗で14位。ここからサンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸、浦和レッズ、横浜F・マリノスという、昨季のJ1トップ4に名を連ねた上位チームとの試合が続く。

「相手が上位だということは気にしていません。でも首位との勝点差は7で、まだ2試合分くらいの差。上位との戦いで勝点を積み上げたら、てっぺんを取るチャンスが見えてくる。信じて、勝点を積めるようにやっていきたい」とポジティブだ。何より今は、J1の舞台でトライアンドエラーを繰り返しながら成長できることを楽しんでいる。

「ボールを取りに行けばスペースは空くし、相手は食いつくことを誘っている。でも取りに行かなければ相手に持たれるし、ボールも取れない。その駆け引きで状況が変わるので、本当に面白いなって」。

 チームが掲げる“てっぺん”という目標に向かい、ピッチの真ん中で屈託なく、ミスを恐れずに挑み続ける。

(取材・文:野本桂子)

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【了】

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