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Jリーグ 7か月前

「もっとどん欲に」アルビレックス新潟MF宮本英治がオフ明けで取った行動。田中達也コーチとの対話で得たヒントとは【コラム】

シリーズ:コラム text by 野本桂子 photo by Keiko Nomoto, Getty Images

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今季、いわきFCから加入した宮本英治は、J1初挑戦にして開幕からアルビレックス新潟の中盤で攻守に奮闘している。チームが14位からの浮上を図る中で、その力になろうとどん欲に結果を追い求める宮本は、積極的にコーチやチームメイトと言葉を交わし、レベルアップのヒントを探し出している。(取材・文:野本桂子)

著者プロフィール:野本桂子

新潟県新潟市出身。フリーランス編集者/ライター/インタビュアー。新潟大学人文学部卒業後、地元広告代理店、地元出版社での雑誌編集を経て、2011年からフリーランス編集者・ライターに。同年からアルビレックス新潟の取材を始める。2016年から『エル・ゴラッソ』新潟担当記者に。同年創刊されたサポーターズマガジン『ラランジャ・アズール』(2024年休刊)の編集・取材を8年間に渡り務める。「サッカー本大賞2022」優秀作品&読者賞受賞のサッカー小説『サムシングオレンジ』(藤田雅史著/新潟日報社)編集担当。2024年からアルビレックス新潟のクラブ公式有料サイト「モバアルZ」でもコラム等を執筆。


J1デビュー戦で、早速アシストという爪痕を残した宮本英治

アルビレックス新潟MF宮本英治
【写真:Getty Images】

 2024年2月24日、明治安田J1リーグ第1節・サガン鳥栖戦。今季、いわきFCからアルビレックス新潟へ加入したばかりの宮本英治は、開幕スタメンでJ1デビューを果たした。

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 何もかもが新鮮だった。試合前には、チームメイトから「顔、引きつっているよ」といじられるくらい緊張していたが、試合が始まれば自身のやるべきことに集中できたという。

 [4-2-3-1]のボランチで、秋山裕紀とコンビを組む。秋山が中盤の底でビルドアップの出口となり、宮本はより攻撃的な役割を担う。このJ1デビュー戦で、早速、アシストも記録した。0-1で迎えた45+3分、敵陣右のハーフウェーライン付近で鈴木孝司の落としを受けると、ペナルティエリア手前のスペースへ浮き球パス。のちに2・3月度のJ1月間ベストゴールに選ばれることとなった、谷口海斗のミドルシュートをお膳立てした。

 90分を通してセカンドボールをよく拾い、走行距離はチームトップで13km超えを記録。ゴール前のこぼれ球からシュートも2本打った。鳥栖の屈強なFWマルセロ・ヒアンとの競り合いにも勝った。終わってみれば、2-1の勝利に貢献。「勝ててよかった」と喜んだものの、1失点あったことへの反省も踏まえ、試合の手応えを「平均点くらい」と謙虚に受け止めた。

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