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フォーカス 9か月前

なぜアジアカップに呼ばない? Jリーグで輝く23歳以下の逸材10人。パリ五輪希望の才能たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:大迫塁

いわきFCの大迫塁
【写真:Getty Images】


生年月日:2004年10月13日(19歳)
所属クラブ:いわきFC
2024リーグ戦成績:6試合1得点1アシスト

 大迫塁は、神村学園高校出身で、1年次から全国高校サッカー選手権大会に出場した。福田師王(現ボルシア・メンヒェングラードバッハ)とともに活躍し、2022年にセレッソ大阪に加入している。

 しかし、プロ1年目はカップ戦で2試合に出場したのみで、J1デビューの機会はなく、今季はいわきFCに期限付き移籍している。J2でも開幕当初はなかなかベンチ入りできなかったが、第7節のブラウブリッツ秋田戦で途中出場すると、続く藤枝MYFC戦でプロ初アシストを記録し、さらに第9節の横浜FC戦では初ゴールを達成。以降はレギュラーに定着している。

 大迫の武器といえば、やはり左足のキックが真っ先に挙げられるだろう。FKで決めた初ゴールはやや運が良かったところもあるが、藤枝戦のアシストは、精度もスピードも完璧なCKをニアに送り、ゴールを演出していた。

 大迫はまだ19歳だが、次のロサンゼルス五輪は、2025年以降に生まれた選手からの選出になるため、オーバーエイジ枠での招集がない限りは五輪出場のチャンスはパリ以外にない。J2で試合に出始めたばかりであることを考えると、メンバー入りは難しそうだが、注目に値する若手の1人だ。

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