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なぜアジアカップに呼ばない? Jリーグで輝く23歳以下の逸材10人。パリ五輪希望の才能たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:植中朝日

今季初ゴールを決めた横浜F・マリノスFW植中朝日
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年11月1日(22歳)
所属クラブ:横浜F・マリノス
2024リーグ戦成績:8試合1得点1アシスト

 2020年にV・ファーレン長崎でプロキャリアを始めた植中朝日は、2021シーズンに松田浩監督のもとでレギュラーに定着し、2021シーズンのJ2で10得点を挙げた。その後も活躍を続け、2023シーズンから横浜F・マリノスの一員になっている。

 しかし、J1の強豪ではレギュラーどころかベンチ入りもままならず、2023シーズン前半戦はほとんど出番がなかった。それでもシーズン後半戦になって出場機会を得られるようになると、今季はリーグ戦で8試合に出場し、評価を高めているところだ。

 特にU-23アジアカップのU-23日本代表から落選したあとは、印象的な活躍を見せている。4月10日のガンバ大阪戦でシーズン初ゴールを記録すると、同24日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・蔚山現代戦では2ゴールを挙げてチームを救った。

 植中は抜群のシュートセンスとオフ・ザ・ボールの動き出しが魅力的なアタッカーで、アンデルソン・ロペスという絶対的なエースがいるマリノスでは、そのサポート役として期待されている。一方で、3月のU-23日本代表では、U-23ウクライナ代表戦に途中出場してインサイドハーフに入っていた。足元の技術が高く、スペースを見つける能力にも長けており、複数ポジションをこなせることも魅力だ。

 U-23アジアカップのメンバー落選の悔しさをバネにクラブで活躍する植中は、まだパリ五輪行きの可能性があるはずだ。

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