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フォーカス 9か月前

なぜアジアカップに呼ばない? Jリーグで輝く23歳以下の逸材10人。パリ五輪希望の才能たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:馬場晴也

U-23日本代表の馬場晴也
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年10月24日(22歳)
所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌
2024リーグ戦成績:10試合1得点1アシスト

 東京ヴェルディの育成組織出身の馬場晴也は、2020年にトップ昇格を果たしてレギュラーに定着した。2022シーズンはJ2で31試合に出場して経験を重ね、2023シーズンから北海道コンサドーレ札幌に加入している。

 J1でも1年目の途中からレギュラーになった馬場は、身長が181cmでセンターバックとして大柄ではないものの、対人能力が高く、球際の守備が強い。その能力を買われて、ボランチとして起用されることもある守備職人だ。

 3月にU-23日本代表に招集されていた馬場は、U-23ウクライナ代表戦の序盤にあわや大ピンチを招くようなミスがあったものの、その後は落ち着いてプレーしている印象だった。ただ、インパクトはそれほど大きくなく、AFC U-23アジアカップのメンバーからは外れている。

 それでも、札幌では今季リーグ戦全試合に先発しており、クラブでは不可欠な存在だ。チームは第10節まで終えてリーグ最多タイの20失点で最下位という厳しい状況で、馬場にかかる期待は大きい。U-23日本代表落選の悔しさとチームの苦境は、馬場を成長させる機会とも言えそうだ。

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