試合を台無しにする判定「人生で最も難しいのは準決勝」
35分にコーナーキックからマテウス・サレスがヘディングシュートを決めて流れをわずかに止め、その4分後にはオム・ウォンサンに対応した上島が滑り込んだ際にボールが上腕に当たって流れが一変した。アリレザ・ファガニ主審の判定は正しかったが、その後に提示したレッドカードは滑稽で過剰な反応だったと言わざるを得ない。
この判定は試合を台無しにするものであった一方、残された後半と延長戦(さらに合わせて18分間のアディショナルタイム)を完全に夢中になれる舞台へ整えるきっかけになった。キューウェル監督は、そこからチームが得るものがあると大いに信じている。
「私は選手たちに『人生で最も難しい試合は準決勝だ。なぜなら、それはすべてを奪うことになるからだ』と言いました。そして、この2試合が私たちからすべてを奪ったと思います」とオーストラリア人指揮官は言いました。
「(レッドカードの)瞬間までは順調だった。でも私はこう言いました、『この試合に簡単なことは何もない。君たちは限界まで追い込まれるだろう。そして、君たちはそれに耐えられると私は信じている』。そしてそれが今夜の彼らを示していると思う。彼らは今、どんなプレッシャーにも耐えられると信じることができると思う」
しかし、マリノスが再びこれほどのプレッシャーにさらされるとは想像しにくい。