FW:エジムンド(元ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1971年4月2日
在籍クラブ:東京ヴェルディ、浦和レッズ
在籍期間:2001年~2003年
J1リーグ通算成績:31試合18ゴール0アシスト
1992年にブラジル代表初出場を果たしたエジムンドは、代表やクラブでベベット、リバウド、ロマーリオなど、当時のサッカー界を彩ったスターたちと2トップを形成するような選手だった。その野性的なプレーから、同選手には「野獣」という愛称が付けられた。
しかし、その愛称はエジムンドのもう一つの性質を含むものだった。途中交代に納得できず監督に暴言を吐き、イタリアのフィオレンティーナ在籍時には、優勝争いの最中、リオのカーニバルに参加するためチームを離脱するなどやりたい放題。飲酒運転中の死亡事故も引き起こしており、破天荒の一言で片づけられない選手だ。
そんなエジムンドがJリーグにやってきたのは2001年10月のことだ。当時J2降格の危機に陥っていた東京ヴェルディにフリー移籍で加入すると、5試合で2ゴールを挙げJ1残留に貢献。翌年は2ndステージで14試合12ゴールの大活躍で実力を見せつけた。この活躍もあり、2003年には浦和レッズに当時のJリーグ最高額で移籍することになったが、当時の監督であるハンス・オフトと練習法について対立。エジムンドは反発し続け、シーズン前にも関わらずブラジルへ帰国してしまった。
同選手はその後、ヴァスコ・ダ・ガマやフルミネンセで活躍したのち、2009年に現役を引退している。