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サッカーU-23日本代表は現地時間4月29日、AFC U-23アジアカップカタール2024・準決勝でU-23イラク代表と対戦し、2-0で勝利した。結果的にパリ五輪出場権を獲得したこの一戦を、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。（語り手：ショーン・キャロル）

▽語り手：ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー　英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー　“摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。

勝てばパリ五輪出場が決まる一戦「イラクにとっては理想的ではない」

――本日もよろしくお願いします！ 準々決勝のU-23カタール代表戦から先発は2人変更で、山本理仁と佐藤恵允に代わって、荒木遼太郎と平河悠が先発出場します。

「攻撃的な変更ですね！ 常にエネルギッシュな藤田（譲瑠チマ）、カタール戦は前半限りでベンチに下がった松木（玖生）、この2人のコンビに期待したい！」

――勝てばパリ五輪出場が決まる試合ですが、この試合のポイントはどこになりそうですか？

「先制点を取ること。そして先に失点しないことが重要ですね」

――イラクはロングボールを入れてきますね。A代表は今年のAFCアジアカップで対戦して敗れています。それを思い出します。

「思い出したくない試合だね」

――平河と荒木のワンツーから惜しいシーンがありました。

「いきなり良い仕掛けを見せたね」

――そうですね。

「イラクのサレム・アフメドは怪我でプレー続行できないかもしれないですね。今日は主将のムンタデル・モハメドが出場停止。イラクにとっては、全く理想的な立ち上がりではないね」

――ピッチに戻りましたね。

「戻ったが、プレーし続けることができるかわからないね」