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明治安田J2リーグが開幕しておよそ1カ月半が経過した。J2として26年目のシーズンでも、連日激しい戦いが続いている。過去25シーズンの歴史では、J2のレベルを超えているのではないかと思われるほど圧倒的な力で優勝まで駆け抜けたチームもある。今回は、歴代のJ2優勝クラブの中でも、他を寄せつけない強さだったチームをピックアップして紹介する。
京都サンガF.C.(2005年)
【写真:Getty Images】
2005シーズン成績:30勝7分7敗(勝ち点97)
監督:柱谷幸一
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京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)は、2004シーズンのJ2で5位だった。シーズン途中に招へいした柱谷幸一監督体制2シーズン目で、見事な強さを示している。
前年との大きな違いは、前線だった。2004年途中に松井大輔を放出したチームには、アトレチコ・ミネイロから獲得したパウリーニョと、コリチーバから期限付き移籍で加入したアレモンのブラジル人アタッカー2人がゴールを量産してチームの攻撃をけん引している。
京都は開幕6連勝のあとも順調で、第11節まで負けなし。サガン鳥栖に敗れて初黒星を喫したが、その直後に7連勝を飾り、第19節終了時点で2位で並ぶ4チーム(福岡、甲府、山形、札幌)との勝ち点差が20となっていた。シーズン折り返し前に独走態勢となった京都は、後半戦にわずかなペースダウンがあったものの、最終的に2位の福岡に勝ち点19差をつけて優勝している。
総失点は40でリーグ最少だったが、それ以上に攻撃力が光ったシーズンだった。前述のパウリーニョが22得点を挙げて得点王になり、アレモンも6位タイの15得点を記録した。そのほかにも、田原豊が9得点、松田正俊が8得点を挙げ、DFのリカルドも7得点と、多くの選手がゴールに絡み、42試合で87得点を記録している。
翌2006シーズンのJ1では苦しみ、全く歯が立たずに最下位で再び2部に降格した京都だが、2005シーズンの強さは本物だった。
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