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浦和レッズじゃなければ…? 他クラブなら主力になれそうな選手5人。確かな能力を持つ控えたち

シリーズ:他クラブなら主力になれそうな選手5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:安居海渡

浦和レッズの安居海渡
【写真:Getty Images】


生年月日:2000年2月9日(24歳)
2024リーグ成績:4試合0得点0アシスト

 安居海渡は、流通経済大学卒業後の2022シーズンに浦和レッズに加入した。プロ1年目でリーグ戦6試合に出場すると、2年目の昨季は31試合に出場して2得点1アシストを記録したが、今季はここまでリーグ戦先発が1回、途中出場が3回と苦しんでいるところだ。

 昨季のマチェイ・スコルジャ体制でトップ下とボランチの「二刀流」をこなした安居は、豊富な運動量でピッチを駆け回り、味方をいかすことができるMFだ。ただ、今季の指揮官であるマティアス・ヘグモ監督は、4-3-3のシステムがベースでトップ下は置いていない。3回の途中出場のうち2回は伊藤敦樹との交代で入っており、安居は運動量が落ちたときの選択肢になっている様子だ。

 ヘグモ監督体制でサミュエル・グスタフソンが務めるボランチのタスクは、安居の特長とは異なるため、インサイドハーフという扱いになるだろう。4-3-3のシステムで最前線が孤立気味な浦和は、チアゴ・サンタナとのコンビでゴールに迫れるタイプを欲している。ただ、第9節のガンバ大阪戦でウイングが本職の大久保智明がインサイドハーフとして起用されていることからも、安居の序列が高くないことはうかがえるだろう。

 中盤であらゆることがこなせる安居だが、層の厚い浦和では、突出した武器も求められているのかもしれない。まだインサイドハーフの最適解が見つかっていない様子なだけに、アピールの機会はありそうだ。

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