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浦和レッズじゃなければ…? 他クラブなら主力になれそうな選手5人。確かな能力を持つ控えたち

シリーズ:他クラブなら主力になれそうな選手5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:大久保智明

浦和レッズに所属するMF大久保智明
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年7月23日(25歳)
2024リーグ成績:5試合1得点0アシスト

 大久保智明は、中央大学卒業後の2021年に浦和レッズに加入した。プロ1年目からリーグ戦で18試合に出場すると、年々出場時間を増やし、2023シーズンはJ1で30試合に出場。うち先発が28試合で、完全にレギュラーとなっている。

 しかし、日本国内だけでなく、世界からも有力選手が集まる浦和では、主力という立場ではない。浦和でなければ、大久保の鋭いドリブル突破を中心に攻撃を組み立てるチームがあっても不思議ではないが、J屈指の名門では大久保の突破力も選択肢の1つでしかない印象だ。また、大久保最大の課題は仕上げの質で、これまで浦和で通算100試合以上に出場しながら4得点という数字は、攻撃的選手としてあまりに寂しい。昨季のメインポジションである右サイドには今季、ノルウェー代表のオラ・ソルバッケンが加入していることからも、不動の存在ではないという評価がうかがえる。

 それでも、マティアス・ヘグモ監督は大久保を頻繁に起用している。特にJ1第9節のガンバ大阪戦では、インサイドハーフとして起用されたことも注目を集めた。左ウイングの中島翔哉とポジションを入れ替えつつではあったが、中盤から飛び出してゴールを狙う姿勢が随所にみられており、攻撃が停滞している浦和の解決策として期待されているようだ。

 浦和だから主力になりきれない大久保だが、浦和だからこそ得られる新しい挑戦もある様子。この機会を活かして一皮むければ、真の主力になれるかもしれない。

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