DF:イアン・マートセン(チェルシー→ドルトムント)
【写真:Getty Images】
生年月日:2002年3月10日
国籍:オランダ
今季リーグ戦成績:14試合1得点2アシスト(ブンデスリーガ)
イアン・マートセンは、昨季チャンピオンシップ(イングランド2部相当)で圧倒的な強さを誇ったバーンリーで主力選手としてプレーしていた。この活躍を受けて、今シーズンは保有元のチェルシーでレギュラーに定着することが期待されていたが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督はこの攻撃的SBをプレミアリーグで201分間しか起用しなかった。
冬に出場機会を求めたマートセンはドルトムントへとレンタル移籍。すると、デビュー2戦目でいきなりゴールに絡むと、アトレティコ・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでは、得意の攻撃参加から貴重なゴールを記録。11シーズンぶりのベスト4進出の立役者となった。
この活躍を受けてドルトムントは買い取りを希望しているようだ。保有元のチェルシーの状況はPSR(収益性と持続可能性に関する規則)を遵守するために選手の売却が必須となっており、このオランダ代表DFがチームを去る可能性が高まっている。『Sky Sports』の報道によると、本人も強く移籍を希望しているそうで、両者の移籍金交渉がまとまれば、シーズン終了後すぐにでも完全移籍が決まるかもしれない。