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そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からリバプールで嫌われた選手を紹介する。
FW:ラヒーム・スターリング(イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1994年12月8日
リバプール通算成績:129試合23得点25アシスト
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下部組織出身のラヒーム・スターリングは、間違いなくリバプールにとっての希望だった。2011/12シーズンに若干17歳でトップチームデビューを飾ると、翌2012/13シーズンにはプレミアリーグ24試合に出場、2013/14シーズンは主力として同33試合9得点7アシストをマークするなど、メキメキと力をつけていった。
しかし、誰もがリバプールでスターになると思ったスターリングだが、嫌われ者になってしまった。2014/15シーズンに入り、リバプールはスターリングとの契約延長交渉を始めたが、好条件を提示しても選手は一向に首を縦に振らない。さらに同シーズン終了後のプレシーズンツアーへの帯同も拒むなど、移籍がちらつく行動によってサポーターの怒りを買ったのである。
また、移籍騒動の渦中に置かれていた中、携帯電話の番号がネットに晒されてしまった。スターリングには中傷、人種差別的、また脅迫まがいのものなど、心無いメッセージが大量に寄せられたようだ。このことからも、リバプールサポーターが怒り狂っていたことがわかる。
結局スターリングは2015年夏にマンチェスター・シティに渡った。後に語った移籍の理由は「タイトルのため」だったという。これ以降、彼がアンフィールドのピッチに立つ際には大ブーイングが浴びせられている。
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【了】