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近年、多くのJリーガーが欧州に挑戦している。中にはJリーグを経由せずに海外へ移籍する選手もおり、この流れは加速していくだろう。しかし、Jリーグにはまだまだ海外で通用する能力を持った選手がいる。今回は、その中でも海外クラブに推薦したい逸材を紹介する。

MF：平河悠

生年月日：2001年1月3日
所属クラブ：FC町田ゼルビア
昨季リーグ戦成績：35試合6得点4アシスト

　突如現れたスピードスター・平河悠は、ヨーロッパの舞台でも十分通用する能力を有している。

　平河は山梨学院大学在籍中の2021年にFC町田ゼルビアの特別指定選手に選ばれ、翌年には16試合に出場し2ゴール3アシストを記録する。町田に正式加入した昨季は35試合6ゴール4アシストの成績をマークし、町田のJ1初昇格に貢献した。今季も第5節サガン鳥栖戦に出場し2アシストの活躍を見せるなど存在感を発揮している。

　どちらのサイドでも活躍できる同選手の最大の特徴は、スプリント能力にある。豊富なスタミナで上下動を繰り返し、一瞬の加速で相手を置き去りにする。なかなか奪われないドリブル技術も相まって、平河のボールキャリーは町田の攻撃を彩るひとつのアクセントとなっている。その俊足は守備にも活かされ、献身的なプレスバックでピンチを未然に防いでくれる。

　U-23日本代表に選出されている平河は先日行われたマリ代表との強化試合で得点をあげ、アピールに成功している。三笘薫や伊東純也など、代表の両翼には海外でも大活躍しているアタッカーが多い。平河も彼らの後に続き日本屈指の選手へ成長してほしい。

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