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そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からリバプールで嫌われた選手を紹介する。
DF:ポール・コンチェスキー(元イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1981年5月15日
リバプール通算成績:18試合0得点1アシスト
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母親はいつまで経っても母親だ。愛する息子が世間の批判に晒されれば、全力でそれを庇うのは当たり前のことなのかもしれない。だが、時にその行動が火に油を注いでしまうケースもある。元イングランド代表DFポール・コンチェスキーは、母親が原因でリバプールのサポーターの怒りを買ってしまった。
コンチェスキーは2009/10シーズン、フラムのUEFAヨーロッパリーグ(EL)準優勝に貢献。その翌シーズン、クラブを大躍進に導いたロイ・ホジソン監督がラファエル・ベニテスの後任としてリバプールに引き抜かれると、彼を追いかける形で名門クラブの一員となった。
しかし、コンチェスキーはリバプールでプレーするレベルになかった。イージーなミスを連発し、サポーターを呆れさせている。そしてホジソン監督が成績不振によって早々に解任されると、自然な流れと言うべきか構想外に。これを受け、リバプール加入から半年後にノッティンガム・フォレストにレンタル移籍することになった。当然ながら、サポーターからの声は厳しく、後にコンチェスキー自身もリバプールでの日々は「困難だった」と認めている。
リバプールでの半年間、試合に出る度に批判に晒されたコンチェスキー。選手自身はメンタル的に厳しかったはずだが、何よりストレスを抱えていたのは母親だったようだ。まだコンチェスキーがリバプールに在籍していた当時、自身の『Facebook』に「リバプールのカス野郎ども、コックニー(コンチェスキー)のことを気にするんじゃなくて、自分のチームをちゃんと見ろ。過去に縛られるな、チームはクソだ」と書き込んだのである。これが原因で、活躍できなかったコンチェスキーへの風当たりはさらに強くなってしまった。
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