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日本代表 7か月前

英国人が見たサッカーU-23日本代表対U-23韓国戦。「五輪に出場したいなら…」「細谷真大は…」「A代表で見たい」

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by 2024 Asian Football Confederation(AFC)

「次の試合に向けてのポジティブな部分」


――アディショナルタイムは9分あります。

「同点にするのは難しいが、9分のアディショナルタイムがあるので、チャンスが1回は必ず来ると思う。それはあのチャンスか…」

――細谷のヘディングはGK正面でした…。佐藤のヘディングはポストを直撃…。

「今日も決めきれなかった…」

――0-1で敗れました。まずは今日の試合を振り返っていかがでしたか?

「妥当な結果ではないと思うが、この大会は厳しい戦いなので、チャンスを活かさなければ、このような結果になってしまう」

――この試合の日本の課題、得点が取れなかった理由は何だと思いますか?

「率直に言えば、ゴール前の決定力が足りなかった。チャンスは作ったが、それをものにすることができなかった」

――ポジティブな部分はありましたか?

「高井のパフォーマンスは良かったし、藤田と松木が入った後にチャンスが増えた。次の試合に向けてのポジティブな部分だったと思う」

――3試合でフィールドプレーヤー全員がプレーしたこともプラスになりそうですね。

「そうだね。それも間違いなく収穫だ」

――ここまでの3試合から、どのようなベストメンバーを選びますか?

「僕が監督ならばこんな感じだね。GKは小久保玲央ブライアン。DFは関根大輝、高井、木村誠二、大畑歩夢。MFは藤田、松木、山本。FWは山田楓喜、平河、藤尾翔太」

――その反面、不安な部分、不安な選手はいますか?

「今日の野澤のミスは大きかった。それ以外のプレーはそんなに悪くなかったと思うので厳しいかもしれないが、GKがミスをすると、勝敗が決してしまう。それから細谷のコンディションも心配です」

――次の試合(カタール戦)に負けると五輪に出られないので、絶対に勝ってもらいましょう!

「そうだね。これから戦いはさらに厳しくなるが、五輪に出場したいのなら、それは当然なこと。簡単な道ではない。選手はそのプレッシャーに負けてはならない!」

――今日もおつかれさまでした。

▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。

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【了】

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