フットボールチャンネル

フォーカス 7か月前

来季は2部or3部? 降格危機に瀕する欧州日本人10人。悩めるチームを救うことが期待される救世主たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:伊藤達哉(マグデブルク/ドイツ)

マグデブルクFW伊藤達哉
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年6月26日
所属クラブ順位:14位(2.ブンデスリーガ/18チーム)
今季リーグ戦成績:26試合2得点3アシスト

 2021/22シーズン途中にローン移籍で当時3部のマグデブルクに加入した伊藤達哉は、1年目から2部昇格に貢献。今シーズンは試合の流れを変えるジョーカーとして起用されており、第18節ヴェーエン・ヴィースバーデン戦では80分に決勝点を叩き込んで勝利の立役者となった。

 2021年2月から指揮を執るクリスティアン・ティッツ監督の下で、今シーズンのマグデブルクは苦戦を強いられている。昨シーズンは11位と余裕をもった順位で残留を果たしたが、現在は3部との昇降格入れ替えプレーオフ圏内の16位まで勝ち点2差、自動降格圏内の17位まで勝ち点3差と予断を許さない状況にある。

 深刻なのが直近の調子の悪さであり、ここ6試合で3分3敗と勝利がない。その間に2得点13失点と深刻な得点力不足と守備の崩壊が同時に発生しており、いつ降格圏に沈んでもおかしくないほど調子を落としている。

 残留に向けて極めて重要となるのが第30節からの3連戦だ。この3試合でマグデブルクは16位ハンザ・ロストック、18位オスナブリュック、17位カイザースラウテルンの3チームと対戦する。この3連戦で最低でも引き分けに持ち込めば残留に向けて大きな一歩を踏み出せるが、逆に負けてしまうと一気に降格が現実味を帯びてくる。その中でジョーカーとして起用されている伊藤の責任は過去最大レベルで大事になる。彼のドリブルでの打開力がチームを救う重要な一手になるだろうか。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!