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Jリーグ 7か月前

「動いて勝負」ジャーメイン良の2得点を生んだ「裏側」。ジュビロ磐田で9戦9得点も「そこにもっとこだわれるか」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

ジュビロ磐田が“勝たないといけないゲーム”



「結果的に3点目、欲を出して取りに行こうと思えば取りに行ける雰囲気は正直、1失点するまではあったので。そこにもっとこだわれるかだと思うし、結果的に3点目を取れずに、勝ち点3が1になってるので」

 そう振り返るジャーメインは“勝たないといけないゲーム”だったことを前置きしながら「監督も言ってましたけど、アウェイでタイトル獲っているチームに勝ち点1取れたことはポジティブに、来週のゲームを迎えたい」と前向きに語る。ここまでジャーメインが得点を決めた試合は4得点の川崎戦を含めて2勝1分1敗となっているが、先に2点をリードされてから1点返したガンバ大阪戦のときも6本のシュートを記録しながら、もう1点を決めきれずに勝ち点を逃したことを反省点にあげていた。

 現在、得点ランキングのトップに立っていることに関しては意識していないというが、2得点を決めた第6節の新潟戦後には「シーズンが半分終わった時に、まだ1位であれば改めて質問してください」と笑いながら語っていた。しかしながら、まだシーズンの4分の1にも満たない段階で、2桁得点まであと1つのところまで迫っているのは特筆に値する。改めて、その事実について聞くとジャーメインはこう回答してきた。

「今9点なんですけど、やっぱり勝ち点に繋がらないと意味がないので。今日は勝ち点につながる点が取れた。これを続けていくことが、最終的にそういう得点のトップに立っているかもしれないし、それを自分はやり続けたい」

 昨シーズンはJ2で9得点だったジャーメイン。ここからJ1の舞台で、どれだけ得点を積み重ねていくのか楽しみだが、自分のゴールで磐田に勝利をもたらすという使命感が、ここからの支えになっていくことは間違いないだろう。

(取材・文:河治良幸)

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