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フォーカス 7か月前

え? いたの!? 実はACミランの下部組織出身だった選手6人。イタリアのレジェンドに、今人気の名将も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ファブリツィオ・ミッコリ(元イタリア代表)

ファブリツィオ・ミッコリ
【写真:Getty Images】


生年月日:1979年6月27日
ミラン通算成績:0試合0得点0アシスト

 168cmと小柄ながら、独創的なプレーで観衆を魅了した「サレントのロマーリオ」。幼少期には指導者が名前も年齢も偽って上のカテゴリーでプレーさせたこともあったという。故郷のサン・ドナト・ディ・レッチェでは、ミッコリの名を知らぬものはいなかった。

 地元のスクールからミランに引き抜かれたのは、14歳の時。世界的なトップクラブでもその存在は絶大で、15歳以下のカテゴリーで、28得点を決めて、チームを優勝に導いた。しかし、ミランでの挑戦は長く続かず。「まだ子供で、家族と遠く離れて暮らすのは難しかった」と話す通り、いわゆるホームシックにより、わずか2年でレッチェ県のクラブ、4部リーグのカザラーノへと移籍。16歳でプロデビューを飾り、27試合8ゴールをマークするなど、下部リーグとはいえ、格の違いを見せつけた。

 最も実力を発揮したのは2007年夏からパレルモに在籍した6シーズンだ。しかし、2013年6月、恐喝未遂の疑いで、マフィアとの密接な繋がりが発覚。涙ながらに無罪を訴えたが、その後、禁固刑が言い渡される。志半ばで愛するパレルモを去ったが、今でも多くのサポーターから熱烈な支持を受けている。

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