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フォーカス 7か月前

え? いたの!? 実はACミランの下部組織出身だった選手6人。イタリアのレジェンドに、今人気の名将も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:マッテオ・ダルミアン(イタリア代表)

マッテオ・ダルミアン
【写真:Getty Images】


生年月日:1989年12月2日
ミラン通算成績:6試合0得点0アシスト

 ミラノ市内から約30キロの町、レニャーノ出身のマッテオ・ダルミアンは2000年、トライアウトを経てミラン下部組織への加入を勝ち取った。本人は「質疑応答もあって、『好きな選手は?』との問いに、当時インテルだった(クラレンス・)セードルフと答えたよ。将来の夢も聞かれ、僕はピッツァ職人になりたいと答えたんだ」と入団テスト当時を振り返っている。

 アイドルだったセードルフは2002年にミランに移籍。イニャツィオ・アバーテの父、ベニアミーノによって鍛錬されたダルミアンもトップチームへ昇格し、あこがれの選手とのプレーを実現させる。2006年11月28日、17歳の誕生日を4日後に控える中、プロデビューを果たすが、当時は欧州で最強のクラブの一つであったミランで出場機会の確保に苦しみ、2010年に退団。「ミランを出たのは、単に居場所がなかったからだ」と明かしている。

 2015年からのマンチェスター・ユナイテッドの挑戦は不本意な形に終わったが、パルマを経て2020年に加入したインテルでは定位置を勝ち取り、35歳の今でもイタリア代表に欠かせない存在だ。「ミランでは、サッカーだけでなく、人生を学んだ」と語るように、諦めない謙虚な姿勢の礎は、ミラン時代に築かれていたようだ。

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