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もう見たくない…。ミランで嫌われすぎた選手(5)怪我続きで信頼なし。「精神的に楽ではなかった」

シリーズ:嫌われすぎた選手 text by 編集部 photo by Getty Images

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そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からACミランで嫌われた選手を紹介する。


MF:アンドレア・ベルトラッチ(元イタリア代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1991年1月11日
ミラン通算成績:52試合2得点2アシスト

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 ローマの下部組織で育ったアンドレア・ベルトラッチは、2012年に加入したジェノアで頭角を現し、2014/15シーズンにセリエAで6得点8アシストを記録して評価を高め、2015年夏にミランに加わった。

 しかし、2100万ユーロ(約29億4000万円)の大金を投じて獲得した新戦力は、シーズン序盤から全くフィットせず、コンスタントに起用されたものの、パフォーマンスが上がらなかった。2年目は度重なるケガで試合出場は激減し、2017年夏に古巣のジェノアにレンタルで復帰。1年後に戻ってきたものの、2018/19シーズンは1年を通してリーグ戦の出場はなく、UEFAヨーロッパリーグ(EL)で4試合に出場しただけだった。その後、2019年にフリーで退団している。

 ベルトラッチがチームとファンの信頼を勝ちとれなかった最大の要因は、ケガの多さだった。ジェノア時代はシーズンを通して活躍していたが、ミランでは筋肉系の負傷を繰り返した。のちにイタリア誌『スポーツウィーク』のインタビューで「復帰するとまたケガをするような感じだった。そのたびにイチからやり直しだった。勝利を求められるクラブで精神的に楽ではなかった」と、当時の苦悩を話している。

 特にファンががく然としたのは2017年3月のジェノア戦で、先発で起用されたベルトラッチは、開始3分で負傷交代となった。連続で起用されていた時期に離脱し、つかみかけたレギュラーポジションを失った形だった。

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【了】

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