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アルベルト・ザッケローニ氏が賛辞

　ドイツ・ブンデスリーガ1部のフランクフルトに所属する元サッカー日本代表MF長谷部誠が4月17日、今季限りで現役を引退することを発表した。これまで日本サッカー界を支え、海外で長きに渡り活躍したレジェンドに、日本代表でもともに戦ったアルベルト・ザッケローニ氏が賛辞を送った。

　南アフリカワールドカップ後に日本代表に就任したザッケローニ監督のもとでもキャプテンを任された長谷部は、2011年のAFCアジアカップで２大会ぶりの優勝に貢献。その後もザックジャパンに選出され続け、アジア予選を突破した日本代表は2014年にブラジルで行われたW杯に出場。結果はグループリーグ敗退となったが、長谷部は全試合にスタメン出場を果たした。ザッケローニ監督からも絶大な信頼を得ていた。

　そんなザッケローニ監督は、日本サッカー協会（JFA）を通して「長谷部は私にとって“完璧なキャプテン”です。彼の豊かな人間性、優雅な立ち居振る舞い、常に正しい判断力は、まさにリーダーたるもので、30年間にわたる私の監督のキャリアの中でも比類なきものでした。彼と一緒に仕事をすれば、私のメッセージは正確に適切な形で選手たちに伝えられ、チーム内でのコミュニケーションが建設的なものになりました。SAMURAI BLLUE（日本代表）の挑戦は彼がいなければ達成できなかったと断言することができます」と長谷部について語った。

　さらに、「誠、あなたの献身的な仕事、そして、私やサッカーに対して与えてくれた全てのことに感謝します。日本での素晴らしい日々が終わる日、内田篤人と共に羽田空港に見送りに来てくれたことを忘れたことはありません。誠、あなたは私の息子のようでもありました」と長谷部にメッセージを送るとともに、イタリアに帰国する際のエピソードも明かした。

　また、最後に「イタリアの我が家はいつでもあなたを歓迎します。近いうちにお会いしましょう。セカンドキャリアでの成功も祈っています」とコメントを残した。