松木玖生と藤田譲瑠チマ、そのほかにも才能のある選手たちが…
アンダーカテゴリーは期間限定のチームであるという性質上、首尾一貫したチーム編成をするのには少々厄介ではある。ただ、松木や藤田のような選手を中心にチームを作ることで、日本代表は他がうらやむほどの核ができる。そして、他にも彼らを支える才能がいる。
例えば、小久保玲央ブライアンはゴールマウスを守るファーストチョイスとしての地位を確立しているように見えるし、半田陸、関根大輝、高井幸大、西尾隆矢、川﨑颯太、田中は今季のJ1の所属クラブでレギュラーとしてプレーしている。
前線にも攻撃のクオリティを持つ人材が豊富にいる。
細谷真大が柏レイソルで今シーズンまだゴールネットを揺らしていないことに懸念があるかもしれないが、山田楓喜はJ1に復帰した東京ヴェルディで、すでに3ゴールを挙げる活躍を見せている。鹿島アントラーズからFC東京へ期限付き移籍している荒木遼太郎は6試合で5得点をマークした。
佐藤はアグレッシブさと狡猾さを併せ持ち、プレーでゲームを変えることができる。藤尾翔太と平河は町田ゼルビアで重要な役割を果たし、J1デビューシーズンのクラブは既存の秩序を覆している。
今年初めのAFCアジアカップでA代表がそうだったように、カタールの地でU-23日本代表に勝てるチームは6つくらいあるだろう。しかし、その一方で大岩監督のチームと対戦したいというチームもないだろう。選手たちは何かを恐れて大会に臨むべきではない。
(取材・文:ショーン・キャロル)
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