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色々なクラブでプレーするサッカー選手にとって、新天地に上手く馴染めず、サポーターから大きな批判を受けることは往々にしてある。その理由は移籍金、年齢、プレースタイルなど様々だ。今回は圧倒的なパフォーマンスでサポーターから「手のひら返し」を受けた選手、すなわち賞賛される選手へと変貌を遂げた実力者を紹介する。※スタッツや移籍情報等は27日時点の『transfermarkt』を参照
GK:ジャンルイジ・ブッフォン(元イタリア代表/2023年現役引退)
生年月日:1978年1月28日
所属クラブ:ユベントス(イタリア)
在籍期間:2001年7月3日~2018年7月6日、2019年7月4日~2021年7月1日
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サッカー史上最高のゴールキーパーとしてその名を残したジャンルイジ・ブッフォンだが、2001年にユベントスへステップアップした際にはその高額な移籍金に疑問符が付けられた。
パルマで弱冠17歳ながら正GKとなったブッフォンは、当時のGK歴代最高額となる移籍金5288万ユーロ(約74億円)でユベントスへ移籍。この金額は2018年にケパ・アリサバラガが更新するまで長らくトップに君臨した。クラブがGKに高額な資金を注ぎ込んだことは少なくない批判を受け、のちにブッフォン自身も『FourFourTwo』のインタビューで「あらゆる評論家が全く同じことを言った。GKにそんな大金は払えないよ、とね」と振り返っている。
だが、その批判をブッフォンはすぐに吹き飛ばすことに成功する。移籍初年度から高いセービング能力を見せ、スクデット獲得に貢献。翌02/03シーズンにもリーグ優勝を果たし、老貴婦人にセリエA連覇をもたらしている。
その後の活躍はご存知の通り。ユベントスだけでなく、代表でも確固たる地位を確立し、イタリアが世界に誇るGKとなった。前述したインタビューでは「私はユーベの歴史の中で最高のビジネスの一つだ」とも語っているが、これに異論があるサッカーファンは居ないはずだ。移籍当初は批判に晒されていた高額な移籍金も、レジェンドが残した実績と比べれば安いものだろう。
セリエA通算657試合に出場し、10度のセリエA制覇を経験した大ベテランは、昨夏にスパイクを脱いでいる。
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【了】