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そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からアーセナルで嫌われた選手を紹介する。
FW:エマニュエル・アデバヨール(元トーゴ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1984年2月26日
アーセナル通算成績:142試合62得点19アシスト
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エマニュエル・アデバヨールほどグーナー(アーセナルサポーターの愛称)に嫌われている選手はいないのではないだろうか。
2005/06シーズンにアーセナルへ加入すると、デニス・ベルカンプやティエリ・アンリなど前線の中心的な選手の引退や退団が相次いだこともあって徐々に出場機会を増やし、2007/08シーズンにはプレミアリーグで得点ランキング2位となる24得点を挙げた。
翌2008/09シーズンは負傷離脱があった中でも10ゴールを決めたが、シーズン終了後にUAE資本で大型補強を敢行していたマンチェスター・シティへと移籍。アーセン・ヴェンゲル監督はこの移籍に関して「お金によるものだ」とコメントを残しているほどだった。
シティ移籍後、初年度の2009/10シーズンのアーセナル戦でゴールを決めた際には、わざわざゴールを決めた反対側のスタンドまで全力で走り、大勢のグーナーの前で派手なセレブレーションを行った。11年夏には、アーセナルと同じロンドンに本拠地を置くトッテナムに加入して背番号10も背負った。
これほど挑発的な行為を行えばサポーターから嫌われるのは当然だろう。だが、この行為に至るまでアデバヨールの中に「怒り」の感情を植え付けてしまったのはアーセナル側にも責任があるのかもしれない。アデバヨールは、アーセナルからシティに移籍したのは金銭によるものではなく、「チームに残って控え選手としてプレーするか、退団するかの二択だ」とヴェンゲルに言われたからだと主張。またアーセナル在籍時から「サポーターに人種差別的な発言を繰り返し言われていた」と語っており、「怒り」の感情が蓄積していたそうだ。アデバヨールとアーセナル、両者の間の溝が埋まることは二度とないかもしれない。
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