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フォーカス 7か月前

まさかの冷遇…。監督交代で出番を失った欧州日本人6人。突然の悪夢…。サッカー日本代表の中心も苦労

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

香川真司×デビッド・モイーズ(マンチェスター・ユナイテッド)

マンチェスター・ユナイテッドMF香川真司
【写真:Getty Images】


共闘期間:2013年7月~2014年4月
リーグ戦成績:15試合0得点3アシスト

 香川真司がマンチェスター・ユナイテッドで活躍できた期間は短かった。2012年に日本人選手で初めて世界を代表する名門クラブと契約すると、1年目からプレミアリーグ優勝を経験。ノリッジ戦ではプレミアリーグでアジア人史上初のハットトリックを達成するなど結果を残し、6得点4アシストと数字に残る活躍を披露した。

 最高の1年目を終えると、香川をマンチェスターの地に連れて来たサー・アレックス・ファーガソン監督が高齢のために勇退。その後任に就任したのがエバートンで長期政権を築いていたデビッド・モイーズだった。この監督交代が香川の立場を怪しくした。彼は最初の移籍市場で教え子のベルギー代表MFマルアン・フェライニを獲得すると、マンチェスター・ユナイテッドは一気にフィジカル重視のチームへと変貌を遂げた。

 日本代表MFは典型的なトップ下のテクニシャンであり、モイーズが求めるフィジカル能力を兼ね備えていなかった。そのため開幕から5試合連続で出番なしと厳しいシーズンのスタートとなり、その間に台頭したアカデミー出身のアドナン・ヤヌザイの台頭も相まってサイドでの起用も激減。シーズン終盤にはスタメンに復帰したが、モイーズ監督のもとでは公式戦27試合でまさかの無得点と活躍できなかった。復活を目指して、シーズン終了後にドルトムントへの復帰を決断している。

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