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フォーカス 7か月前

世代別代表では圧巻も…。A代表で輝けなかった日本人10人。五輪やユースで主力だった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:矢島慎也


【写真:Getty Images】


生年月日:1994年1月18日(30歳)
所属クラブ:清水エスパルス
2024リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト

 浦和レッズの下部組織で育った矢島慎也は、高校3年生だった2011年に2種登録選手として天皇杯でトップデビューを飾り、2012年に正式に昇格した。プロ1年目からリーグ戦で8試合に出場する期待の若手だったが、分厚い選手層に阻まれてポジションを得られず、2015シーズンからは期限付き移籍でファジアーノ岡山に加入している。

 J2でコンスタントにプレーしていた矢島は、2016年にU-23日本代表としてAFC U-23選手権2016に参加し、韓国代表との決勝で大活躍をしている。2点ビハインドの状況で浅野拓磨のゴールを絶妙なスルーパスでアシストして反撃の狼煙をあげると、68分にヘディングで同点弾を記録。その後、浅野の2点目で逆転し、優勝に貢献した。その後、リオデジャネイロ五輪にも出場して1ゴールを記録している。

 しかし、2年の武者修行を終えて浦和に戻ると、やはり定位置確保に苦しみ、2018年にガンバ大阪へ完全移籍。継続的に試合に出てはいるものの、岡山時代のような存在感は放てていない。2022シーズンに大宮アルディージャ、2023シーズンにレノファ山口FCでプレーし、今季は清水エスパルスに加入。3シーズン連続のJ2となっている。

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