FW:リアム・デラップ(U21イングランド代表)
生年月日:2003年2月8日
所属クラブ:ハル・シティ(イングランド2部)
父親:ロリー・デラップ
かつて「人間発射台」の異名で知られたロングスローの名手ロリー・デラップの息子、リアム・デラップは大きな期待を受ける2世タレント選手である。
マンチェスター・シティ(イングランド)の下部組織で育ったリアムは、今季からハル・シティ(イングランド2部)でプレーしている。センターフォワードを主戦場としており、今季はここまでリーグ戦26試合に出場して7ゴール2アシストを記録中だ。
このU21イングランド代表FWの強みは、推進力あふれるドリブルにある。相手DFをかわしてサイドを駆け上がり、クロスから味方のゴールを演出することも出来れば、中に切り込んで自らゴールを狙うことも出来る。守備への貢献の低さが問題視されることもあるが、彼のドリブル技術は間違いなくハル・シティの攻撃に欠かせないものとなっている。
『The Sun』によれば、チームを率いるリアム・ロセニア監督は若きタレントの成長をさらに促進するために、アーリング・ハーランドやアンディ・コールなどの動画を見せているそうだ。一流選手のゴール前における動きを確認することで、フィニッシュワークに絡める機会がさらに増えるかもしれない。ゴールもチャンスメイクもできる万能型ストライカーが、トップレベルの舞台で躍動する日はそう遠くはないだろう。
ちなみに、残念ながらリアムは父親のようにロングスローを武器にはしていない。その理由を『Stoke on Trent Live』は、「口うるさい親のせいだ」としている。同メディアによれば、リアムがシティの下部組織でプレーしていた時、選手の親の1人が、リアムのスローインが試合を台無しにしていると発言したそうだ。それ以来、彼がスローインを担当することは少なくなってしまった。