FW:エティエンヌ・エトー(U23カメルーン代表)
生年月日:2002年8月18日
所属クラブ:ゴジャド・ビシャルバ(スペイン)
父親:サミュエル・エトー
元カメルーン代表FWサミュエル・エトーは、アフリカ最高の選手の1人だ。爆発的なスピードで駆け上がってゴールネットを揺らす彼の姿を私たちは何度見たことだろう。
その息子エティエンヌ・エトーも、父親と同じく優れたストライカーになるかもしれない。現在21歳のエティエンヌは、ラージョ・マハダオンダ(スペイン3部)のリザーブチームであるゴジャド・ビシャルバに在籍。ここから頭角を現していくことが期待されている。
彼の魅力は、キック精度の高さにある。2021年2月にモーリタニアで開催されたアフリカU20ネイションズカップでは、U20カメルーン代表デビューとなったモザンビーク戦で2ゴール。前半開始早々にフリーキックからゴールを奪うと、前半終了間際にもゴールネットを揺らして、チームの勝利に貢献した。まだまだ成長すべき点はあるが、強烈なミドルシュートや味方への正確なグラウンダーパスなど、自慢のキック精度が生かされた場面が多くあった印象だ。
加えて、身長189㎝と恵まれた体格を有しているため足が速く、エアバトルにも強い。スペインの地でさらに成長することが出来れば、スケールの大きいフォワードになる可能性も十二分にある。父を超えるポテンシャルを秘めた有望選手だ。