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【写真：Getty Images】

リオ・ファーディナンド氏が今季のマンチェスター・ユナイテッドに見解を示す

　かつてマンチェスター・ユナイテッドでキャプテンを務めた元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が、終盤に差し掛かった今シーズンについて展望を述べた。同氏はユナイテッドについて「（来季の）チャンピオンズリーグに出場できるとは思えない」と、現地時間12日に英メディア『talkSPORT』に語っている。

　ユナイテッドは現在プレミアリーグ6位につけているが、4位のトッテナムと5位のアストン・ビラとの勝ち点差は「11」だ。なお、10位のブライトンとの差は「6」で、その間に5クラブがひしめき合っている。この状況に、ファーディナンド氏は以下のように見解を示している。

「（ユナイテッドにとって）今は困難な時期だ。私も2か月ほど前までは自信があったが、今となってはダメだね。ここまでの結果を見ていると、スパーズは今後も勝ち点を重ねてゆくだろう。ビラは調子を落としているけど、どちらのチームも我々より格上だ。ユナイテッドがここから絶好調になって、『6勝も7勝も立て続けに挙げられるぜ！』なんて状況は来ないだろうね」

「これまでのリーグ戦でずっとそうだったんだから、どうして今になってそれが起きると思うんだい？ユナイテッドがこの2チームを突破して、（来季の）チャンピオンズ・リーグに出場できるとは思えないよ」

　また、ファーディナンド氏はFAカップに活路を見出しているようだ。ユナイテッドは現在、FAカップ準決勝まで勝ち進んでおり、トロフィー獲得まであと2つのところまで来ている。このカップ戦を制覇したチームには、来季のUEFAヨーロッパリーグ（EL）への出場権が与えられる。同氏の言葉として以下のように続く。

「もし、『いいか、リーグ戦に勝つことだけに集中しろ』と我々が言い出したら、もう希望はない。他に勝ち取れるものがないんだから。そのため、カップ戦を利用して勢いをつけられれば、リーグ戦にも良い影響を得られるだろう。ユナイテッドがチャンピオンズリーグで見られないのはとても残念だが、私は常に選手の立場から物事を見ているんだ」

　FAカップ準決勝は21日に行われ、ユナイテッドはイングランド2部リーグに所属するコベントリーと対戦する。