いきなり試練!? 右SBという新たな挑戦
右サイドバックで起用された瀬川がマッチアップしたのは遠藤渓汰。立ち上がりの4分、川崎は瀬川のいるサイドからピンチを迎える。森重真人がフリーでロングパスを供給すると、瀬川の裏に走り込んだ遠藤に渡った。遠藤のクロスは通らなかったものの、瀬川個人としてはあまり良いスタートだったとは言えないかもしれない。
8分や10分の遠藤のクロスなど、立ち上がりのFC東京は左サイドからチャンスを作ろうとする狙いが感じられた。しかし、瀬川も時間の経過とともにリズムをつかんでいく。
「遠藤選手が裏を狙ってくるのは想定していました。最初の方は探り探りで、見送ったボールがそのまま抜かれたのは僕が見誤っただけ。試合をやりながら徐々につかめていけたという感じです」
前半はなかなか流れを掴めない展開だったが、川崎は我慢しながら34分に先制に成功し、相手が退場処分で1人少なくなった試合終盤に2点を追加して勝利を収めた。ただ、喜びも束の間。今季リーグ戦初のクリーンシート(無失点)から中3日、横浜F・マリノスの宮市亮は瀬川に試練を与えることになる。