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「両者のレベルに達していない」レアル指揮官が主審への不満を吐露。マンC戦ドローに対する評価は?【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


「両者のレベルに達していない」レアル指揮官が主審への不満を吐露。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の1stレグが現地時間9日に行われた。レアル・マドリードは、前回覇者のマンチェスター・シティを本拠地サンティアゴ・ベルナベウに迎え、3-3で試合を引き分けた。試合後にレアルのカルロ・アンチェロッティ監督が、イタリアメディア『メディアセット』のインタビューに答えている。

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 8万人の大観衆を前に迎えた第1戦。レアルは、開始わずか2分にベルナルド・シルバにFKから先制点を許すと、その後は、追いつ追われつのシーソーゲームの展開となった。2-3で迎えた79分には、フェデリコ・バルベルデの同点弾が決まり、3-3の引き分けに持ち込み、試合を終えている。

 指揮官としてCL歴代最多となる4度の優勝を誇るアンチェロッティ監督は、試合後のインタビューで、「サッカーの宣伝にもなるような素晴らしい試合だったが、今日のようなクオリティーが出せたのであれば、違った結果で終わらせることもできた。試合のペースを保ってさえいれば、ゲームをうまくコントロールできた。その後は、2本のゴールを許し、苦しめられてしまった。引き分けは妥当な結果だ。シティに対して、互角に戦えたことは、第2戦に向けて、自信を与えてくれる。唯一悔やまれるのは、2-1と我々がリードしていたときに、いくつかのチャンスを活かすことができなかったことだ」と言明し、チャンスの逸脱に悔しさを覗かせながらも、昨季王者との壮絶ドローに手応えを示した。

 また、この試合を裁いたフランス人のフランソワ・レテキシエ主審については、「私はとても高く評価しているが、両チームのレベルには達していなかった。彼には少し経験が足りなかった」と判定に不満を示すと、大観衆の後押しに「とても助けられたよ。ただ、次は、我々のスタジアムの後押しがなくなるが、この試合と同じようにうまく戦わなければならない」と続け、第2戦への意気込みを語っている。

 レアルは昨季のCL準決勝でもシティと対戦。ホームでの第1戦で、1-1と引き分けたが、アウェイでの第2戦で、0-4と惨敗を喫し、1-5のトータルスコアで決勝進出を逃している。名将アンチェロッティ監督の策に期待したいところだが、レアルの準決勝進出が、極めて厳しい状況となってしまったことは否めないだろう。

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【了】

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