1位:レアル・マドリード(スペイン)
【写真:Getty Images】
監督:カルロ・アンチェロッティ(3年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:6勝0分0敗(1位)
戦力値:92(攻撃力23、守備力23、選手層21、勝負強さ25)
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)最多優勝を誇るレアル・マドリードが戦力値ランキングで1位に立った。今シーズンのラ・リーガでは首位を独走しており、CLでもグループリーグを6戦全勝。ライプツィヒとの決勝トーナメント1回戦2nd legこそ1-1と引き分けたが、それまでは全勝と相変わらずトーナメントでも強さを発揮している。
カリム・ベンゼマという大黒柱がチームを去った中で核となったのが昨夏にドルトムントから加入したイングランド代表MFジュード・ベリンガムだ。現在、全選手でトップとなる1億8000万ユーロ(約252億円)の市場価値を誇るMFは開幕からゴールを量産。ラ・リーガでは得点ランキング1位タイの16ゴール、CLでも4ゴールを奪っており、新たな得点源として抜群の存在感を見せつけている。
彼に加えてヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴの両ブラジル代表FWも成熟しており、レアル・マドリードらしい欧州屈指の「攻撃力」は健在だ。一方の守備陣はブラジル代表DFエデル・ミリトンやオーストリア代表DFダビド・アラバ、ベルギー代表GKティボー・クルトワが負傷離脱を余儀なくされたことでベストなメンバーは揃っていないが、それでもウクライナ代表GKアンドリー・ルニンが急成長をみせるなど控え組みが奮闘。さすがの「選手層」で主力不在の穴を埋めている。
カルロ・アンチェロッティ監督の采配も冴えわたっており、レアル・マドリードのカルチャーでもある「勝負強さ」のカギを握っている。試合の流れを完璧に読む交代策や起用法は的確であり、こうした能力はトーナメントで勝ち進む上で欠かせない。目標である王者奪還のためには、まず準々決勝で昨シーズンの王者マンチェスター・シティを倒す必要がある。2シーズン連続で同じ相手に敗戦して大会を去るわけにはいかないだろう。百戦錬磨の名将が繰り出す策にも要注目だ。
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