UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝が現地時間9日に始まる。シーズン終盤に差し掛かり、ベスト8に残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。
8位:ドルトムント(ドイツ)
【写真:Getty Images】
監督:エディン・テルジッチ(2年目)
23/24欧州CLグループリーグ成績:3勝2分1敗(1位)
戦力値:77(攻撃力21、守備力19、選手層19、勝負強さ18)
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ドルトムントは決勝トーナメント1回戦で元指揮官ピーター・ボスが率いるPSVを破り、3シーズンぶりのベスト8入りを果たした。エディン・テルジッチ体制2年目となった今シーズンは、ジュード・ベリンガムやラファエル・ゲレイロらが退団した中でも戦力ダウンを最低限に留めている。
彼らの強みは「攻撃力」である。特に2024年以降は多くの試合で複数ゴールを決めており、ブンデスリーガでは12試合で25得点と攻撃陣が好調を維持している。その中心となっているのが昨夏にブレーメンから加入したドイツ代表FWニクラス・フュルクルクだ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では1ゴールに留まっているが、リーグ戦では11得点8アシストと、フィニッシャーとしてだけでなく、得意のポストプレーで起点となっている。
また今冬に加入したイングランド代表FWジェイドン・サンチョとオランダ代表DFイアン・マートセンの両選手の存在も大きい。前者は前回所属をしていた時ほどの存在感を放つことができていないが、PSVとのCLラウンド16では、準々決勝進出を決定づけるゴールを記録。救世主的な存在として、ベスト8以降での活躍も期待されている。
他にも、シーズン序盤に課題だった「守備力」も大幅に改善が見られるなど明るい話題が多い。一方で懸念されているのが今季ドルトムント加入後ベストなシーズンを過ごしているドニエル・マレンの負傷離脱だ。同選手は3月の代表戦で太ももを痛めてしまい、現在2試合連続でメンバー外となっている。彼のスピードと決定力はドルトムントの強力な武器となっていただけに、アトレティコ・マドリードとの準々決勝に出られないとなれば大きな戦力ダウンとなる。