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伊藤涼太郎をベルギーメディアが大絶賛！

　ベルギー1部のジュピラー・プロ・リーグ・プレーオフ2（PO2）第2節、メヘレン対シント＝トロイデンVVが現地時間5日に行われた。試合はアウェイのシント＝トロイデンが3-2の勝利を収めた。この試合に途中出場を果たした伊藤涼太郎を現地メディアがマン・オブ・ザ・マッチ（MOM）に選出している。

　レギュラーシーズンを9位で終えたシント＝トロイデンは7位から12位までのチームで争うPO2に回った。第1節のウェルステルロー戦で2-0の勝利を収めたシント＝トロイデンは連勝を狙い、敵地に乗り込んだ。

　シント＝トロイデンは2点を先行されるも、67分にヤルネ・シュトゥッカーズの横パスを受けた伊藤がワントラップから豪快なシュートを決めて1点差とする。その後、76分にアブバカリ・コイタのゴールでついにシント＝トロイデンが同点に追いついた。

　そして、89分にコーナーキックのキッカーを務めた伊藤がこぼれ球を拾うと、ペナルティエリア外の左からカットインしてから右足のシュート。鋭く落ちたボールは、ゴール右に吸い込まれていった。結局、このゴールが決勝点となり、シント＝トロイデンが3-2の逆転勝利を収めた。

　ベルギーメディア『sporza』は伊藤をMOMに選出。「伊藤涼太郎は約半分の時間だけプレーした。それにもかかわらず、彼の名前を知らしめる2ゴールを決めた。この日本人は素晴らしいキック、鋭い視野を持っている」と評価している。

　さらに、ベルギーメディア『HBVL』も伊藤をMOMに選出し、「再び彼のニックネーム”魔術師”と称えられた伊藤涼太郎はMOMとなった。レギュラーシーズンで、この日本人はメヘレンとの一戦でゴールを決めていた。そして今日、2度もゴールを決めた」と大絶賛している。

　シント＝トロイデンは13日に川辺駿のスタンダール・リエージュと対戦する。伊藤はこの試合でも輝けるか。