横浜F・マリノス
順位:11位(勝ち点6)
成績:2勝0分2敗(6得点6失点)
監督:ハリー・キューウェル
横浜F・マリノスは、現在リーグ11位に位置している。まだ4試合を終えただけではあるが、昨季ヴィッセル神戸と優勝争いを演じていたという事実を踏まえると、苦戦していると言わざるを得ないだろう。
今季のリーグ戦では会心の勝利がまだ無い。東京ヴェルディとの開幕戦(2-1)では終盤に2ゴールを奪って勝利したが、昇格組である東京ヴェルディにかなり苦しめられた。第4節京都サンガF.C.戦(3-2)の勝利は、序盤に相手選手が退場したことが大きいだろう。不用意なロストからピンチを招くシーンが散見されたが、守備陣の踏ん張りでここまで勝ち点を積み上げてきた。
第5節名古屋グランパス戦(1-2)は、内容は悪くなかったものの結果がついて来なかった。
この試合では、籠城する名古屋を波状攻撃でこじ開けて先制点を奪うことに成功。堅実な対応で相手のカウンターを防ぎ、選手交代やシステム変更を経ながら理想的な試合運びをしていたと言える。しかし、味方選手が1人少ない状況から同点弾を許すと、後半終盤にフリーキックから逆転されてしまった。結果論から言えば、名古屋が攻勢を強める前にもう1点奪っておきたかったところだ。流れを掴みきるためにはゴール前でのクオリティをもう少し上げなければならなかった。
4月には川崎フロンターレ、ヴィッセル神戸といった難敵との対戦が控えている。本来いるべき順位まで戻るためには、1つひとつの攻撃をシュートで完結させたい。是が非でも勝利しなければならない2試合で改善は見られるだろうか。