マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース

【写真：Getty Images】

インターナショナルブレイク中、アントニーがマデイラ島で自主トレーニングに励む

　マンチェスターユナイテッドに所属するブラジル代表FWアントニーが、インターナショナルブレイク期間中、クリスティアーノ・ロナウドの出身地であるマデイラ諸島で自主トレーニングに励んでいたようだ。その模様を、英メディア『マンチェスター・イブニング・ニュース』が現地時間29日に報じている。

　インターナショナルブレイク期間中のブラジル代表は、イングランド代表やスペイン代表と国際親善試合で対戦した。そこにアントニーの姿はなかったが、同選手は別の場所で精力的に汗を流していた。

『マンチェスター・イブニング・ニュース』は、マデイラ諸島の「フィジオクリニック」と呼ばれるトレーニング施設で練習に励むアンソニーに対し、「ユナイテッドに移籍して以来苦労しているが、オールド・トラッフォードでのキャリアを守るために全力を尽くしている」と伝えた。

　2022年にアヤックスからユナイテッドに移籍して以降、同選手は公式戦で10ゴールしか決めていない。今季のリーグ戦に限れば、いまだ無得点である。2月のFAカップ5回戦、ノッティンガム・フォレストとの一戦のあと、元イングランド代表FWアラン・シアラーが同選手を批判した。『マンチェスター・イブニング・ニュース』はシアラーの言葉として以下のように報じている。

「（アマド・トラオレとの）途中交代に彼はがっかりしているかもしれないが、ピッチにとどまれるほどの働きは全くできていなかった。昔も今も、ボールをもらって中に入って、誰かにパスを送るかシュートを打つかの2択だ。クラブが彼に費やした金額を考えると、十分な働きとは言えないな」

　また、同紙はエリック・テン・ハフからアントニーへの言葉も掲載している。ユナイテッドの指揮官は、「彼の置かれている状況には問題があるが、同じくらいそれに向き合い、チームに貢献しようとしていた。とても苦労していたんだよ。彼は自分らしくなかったし、それに対し責任を感じていた。彼は長らく自信を失っていたが、今こそ反撃のときだ」と述べている。

　ユナイテッドは30日、敵地でブレントフォードと対戦する。