鈴木優磨、柴崎岳、……。ポポヴィッチ監督が称賛する3人目のスター「匂いを嗅ぎ取れる。プレーして楽しむんだ」
「優磨はアルゼンチン人かかつてのユーゴスラビア人選手のようだ。すごいよ! 何にでも勝ちたがる。彼はかつての日本人だ。まるで恐竜。この新しい時代に優磨という選手がチームにいるのは光栄だ」
「そして私たちは(柴崎)岳を待っている。信じてください……。岳は本当に素晴らしい選手のひとりだ。僕はいい選手とプレーしたし、世界最高の選手とも対戦した。でも、岳のボールタッチを見たときに(よだれを垂らす素振りを見せながら)『おお、なんてすごいんだ』って(思った)」
この2人のスター選手と同じように、ポポヴィッチ監督は、関西学院大学から加入した濃野が、プロの試合に素早く適応していることにも興奮している。
「濃野はまだ若いが、濃野はゲームを感じ取れる。彼は“センス”のある選手だよ。彼はゲームの匂いを嗅ぎ取れるんだ。そういう選手はダイヤモンドのようなものだ。もし私が彼に『ダメだ、こうしなければならない』と言ったら、彼にとってはあまり良くないかもしれない。いやいや、プレーしろ! プレーするんだ。プレーして楽しむんだ」
人材は揃っている。これから1カ月半、鹿島は比較的優しいスケジュールをこなし、J1のトップランナーの一角に返り咲く可能性があるだろう。
(取材・文:ショーン・キャロル)
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