MF:南野拓実(日本代表)
生年月日:1995年1月16日
所属クラブ:モナコ(フランス)
在籍期間:2022年7月1日~現在
SNS上で”モナ王”の異名をとるMF南野拓実だが、モナコでのデビューシーズンは低調なパフォーマンスで批判を受けていた。
欧州屈指の強豪リバプールに在籍し、限られた出番の中で活躍してきた南野は、2022年夏にモナコへ移籍。リバプールからの加入とあってその期待値は高かったが、なかなか数字が残せない。
それもそのはず、当時モナコを率いていたフィリップ・クレマン監督は[4-4-2]を基本布陣に採用しており、南野のようなトップ下や攻撃的MFの位置が得意な選手が輝くことは難しい。リーグ戦では18試合に出場してわずか1ゴールしか決めることができなかった。こうした現実を受け、メディアやサポーターたちは南野を非難。仏メディア『Le Quotidien du Sport』は、同選手をその夏のリーグアンの補強選手の中で最大の失敗とした。
しかし、南野は“手のひら返し”に成功した。今季はここまでリーグ戦23試合に出場して6ゴール5アシストを記録。ザルツブルク時代の恩師アドルフ・ヒュッターが新たに指揮官となったことも要因かもしれない。ゴール近くで決定機に絡めるようになり、シュートの数も格段に増加。かつての自信を取り戻したように見える。2月末には、クラブから今季2度目となる月間MVPに選ばれたことが発表された。