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1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、浦和レッズで活躍できなかった外国籍選手を紹介する。※成績は浦和レッズ在籍時のもの。
DF:ブランコ・イリッチ(元スロベニア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1983年2月6日
在籍期間:2016年1月〜2017年2月
Jリーグ通算成績:0試合0得点
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2016年1月に浦和レッズに加入したブランコ・イリッチは、ファンであってもプレーを記憶している人はほとんどいないだろう。1年間の在籍でJリーグの出場はゼロ、カップ戦を含めても1試合のみの出場だった。
スロベニア人のイリッチは、2004年から2007年にかけて在籍したドムジャレで評価を高めると、スペインのベティスに加入した。その後複数クラブを渡り歩き、32歳となった2015年にはカザフスタンのアスタナでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューを果たし、2016年に浦和にやってきた。
イリッチはセンターバックを軸に、サイドバックやボランチでもプレーできる守備のユーティリティー・プレーヤーとして期待されていた。しかし、5月に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ最終節の浦項スティーラースが唯一の出場というさみしい結果に終わっている。
イリッチは浦和退団が決まった際、「残念ながら、来日してからケガをしてしまい、なかなかうまくいかず、みなさんにもご迷惑をおかけしてしまいました」とクラブ公式サイトでコメントを残しており、本人にとっても不本意な1年だったことは明らかだ。
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【了】