「譲瑠はウザいほど…」「それが僕らのストロング」
「自分はテンポを作ることだったり、1回落ち着かせることが強み。そこは他の選手よりも違いを見せなきゃいけないと思っています。譲瑠と組むことになれば、より自分らしさを出せる自信がある。そこは10年以上の付き合いの2人の強みだと思ってます。
譲瑠はウザいほど通る声で士気を上げられますし、周りもハッと気づかされるところがある。そういうよさがあると思いますし、お互いのいい部分をしっかり補いながら、チームをパリに連れていきたい」
新たな決意を口にした山本は、U-23ウクライナ代表戦を2-0で勝ち切ったチームはプレスが改善していると強く感じたという。
「前からプレスをかけて後ろがしっかりついていける、それを90分やり通せる。そういう力は確実に上がってますし、それが僕らのストロングだとこの2試合で特に感じることができました」
あとは、それを最終予選で出すだけだ。
「先輩のオカさん(岡崎慎司)が『アジアの相手は何をしてくるか分かんない』と言っていましたけど、本当にその通りだと思う。(鈴木)彩艶も1月のアジアカップで普段感じないものを感じて帰ってきたし、本当に簡単じゃない。だからこそ、しっかり崩し切る力、決め切る力を引き上げないと。4月のカタールは暑さもありますし、その対策も含めてしっかり準備しないといけないと思います」
藤田・山本の欧州組コンビが中盤、そしてチーム全体を確実に統率できれば、日本の8大会連続五輪出場への道も開けてくる。ウクライナ戦で示した収穫と希望を本番での戦いにつなげることが肝要だ。
(取材・文:元川悦子)
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