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藤田譲瑠チマが覗かせる自信

　サッカーU-23日本代表は25日、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と対戦する。U-23日本代表はパリ五輪出場へ向けて4月に行われるAFC U-23アジアカップカタール2024に臨む。今回は同大会前最後のテストマッチとなる。U-23日本代表MF藤田譲瑠チマがインタビューに応じた。

　22日に行われたU-23マリ代表との親善試合では、U-23日本代表が先制するも、3失点を喫して1-3の逆転負け。この試合で藤田はベンチスタートとなるも、76分に途中出場を果たしている。

　藤田はマリ戦について「もう自分は試合に勝つことを意識してやりたいと思いますし、その中で、正直、自分はマリ戦に関しては、そういった自分がやってやるみたいな気持ちっていうのは、いつもの試合に比べてというかみんな少なかったなというのを感じている」と踏まえつつ、「そういったものはチーム全体としてどんどん出してって、少しエゴというものを出してもいいのかなとは思いました」とウクライナ戦に向けてコメントした。

　現在、藤田はベルギー1部のシント＝トロイデンVVでプレーしている。大岩剛監督も「経験を還元してほしい」と話しており、ウクライナとの試合でも藤田の海外での経験が活かされる時が来るだろう。

　ウクライナ戦に向けて「全く違う相手にはなると思うので、そこは自分中心にうまくできればいいなと思いますけど」と自信を示しつつ、「まずは自分たちがゲームをコントロールできるように、前線からのアグレッシブな守備であったり、攻撃時はセンターバック、自分含め、安定したビルドアップができればいいなと思ってます」と、具体的なイメージはできている。

　パリ五輪出場へ向けたアジア予選前最後の強化試合となるが、この試合でやらなければいけないことを問われると、「勝つことだとは思います。やっぱりアジアカップも勝たないといけない試合ばっかだとは思うので、勝ち癖というか、そういう勢いをつけれればいいなと思います」と話した。すでにパリ五輪出場を決めているウクライナとの一戦で、藤田は自分のエゴを出しつつも、日本を勝利に導いて欲しいところだ。

（取材：元川悦子　構成：編集部）