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スペック最強は誰だ!? サッカー日本代表、能力値ランキング11〜20位。惜しくもトップ10入りを逃したのは?

シリーズ:日本代表能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images 田中伸弥

14位:浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1994年11月10日
市場価値:400万ユーロ(約5.6億円)
23/24リーグ戦成績:22試合6得点1アシスト
日本代表通算成績:52試合9得点4アシスト

 浅野拓磨の評価は試合によって大きく分かれる。ロシアワールドカップ進出を決めたオーストリア代表戦やカタールワールドカップ初戦のドイツ代表戦など、度々日本代表を救うゴールを決めてきた。その一方で派手に決定機を外す試合もあり、AFCアジアカップ2023でも不発に終わった。

 浅野はサンフレッチェ広島時代から圧倒的な「スピード」を武器に前線で脅威となっていた。“ジャガー”の異名を持つ男は日本人選手でも屈指のスピードの持ち主であり、相手のハイラインの裏をオフサイドにかからずに抜け出すことができれば高い確率で相手GKと1対1を向かえる。このスピードが高く評価されて「フィジカル」は「85.0」と日本代表でもトップクラスの能力値を叩き出した。

 ただ、レギュラーの座を射止めることができない原因は先述した決定力不足だ。ゴール前で冷静さを失うことも多く、ブンデスリーガでの最多得点数は今季の6ゴールと安定して得点を量産するには至っていない。それでも日本代表に定着しているのは能力値に表すことができない、彼が重要な試合で活躍する“持っている“選手だからだろう。現在の日本代表において、人々の記憶に残るゴールを決めているのは浅野で間違いない。

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