DF: 高井幸大
【写真:Getty Images】
生年月日:2004年9月4日
所属クラブ:川崎フロンターレ
23/24リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト
川崎フロンターレ所属のDF高井幸大は今回のU-23日本代表メンバーの中で最年少の19歳であったが、落ち着いたプレーで存在感を示すことができていた。
川崎の育成組織出身の高井は17歳でトップチームとプロ契約をかわした逸材で、2023シーズンからJ1やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の舞台でも起用されるようになる。192cmの長身で競り合いや空中戦で強さを発揮し、優れた足元の技術とパスセンスでビルドアップでも大きく貢献することができる。Jリーグ公式データによると1試合平均自陣パス数が63.5とリーグ3位の数字になっており、高井が起点となって配球を担っていることがうかがえる。
U-23マリ代表との一戦でも高井の持ち味は発揮されていた。相手の攻撃の芽を摘み、ボールをさばきながら効果的な縦パスを突き刺すシーンを見せた他、フィードでチャンスを創出した。恵まれたフィジカルと優れたビルドアップ能力をあわせ持った高井がこのまま成長を遂げれば、A代表でも稀有なタレントとなることができるだろう。